2019年11月28日木曜日

江川海岸 海中電柱

江川海岸 海中電柱。会社の先輩が平日休んで冬の江川海岸を見に行き大層良かったと、そしてついでに寒すぎて風邪を引いたと聞いて行ってみたかった場所。

海の家(夏のみ営業)季節外れの海の家ほど空っぽ感がすごいものはない

歩いてみたかった。

誰もいない。

これが噂の電柱。が、かなり折れてた。

なんで鳥居?

最初三枚と後の二枚は場所が違います。カーナビが示す場所を目指しても電柱はないので要注意。少し離れたとこにあります。ゴルフ場のすぐ横を目指しましょう。

2019年11月10日日曜日

水元公園

普段は遠いので中々足を伸ばさない埼玉方面。
ずっと行ってみたかった、千葉と埼玉と東京のちょうど接点辺りにある水元公園。
東京23区中でも最大規模の面積の水郷公園というふれ込みにふさわしい広さでした。
ついでに行きだけ首都高チャレンジもしてきました。四つ木まで。しかし首都高ってのはほんとに命捨てがまる感じでみんな走ってますな…アクアラインなんかE.A.S.Yですよほんとに…

全体図。広い。さすが。

小合溜。

メタセコ。森というにはちと狭い。けどいい感じです。

鴨がいっぱい。この小合溜の何がすごいって水辺と散歩道の距離感のなさがすごい。1日5人くらい落ちててもおかしくない。

キュート。

水辺に腰を下ろしてのんびりしてるといつの間にか子供が横に立っていて、何か投げ入れたと思ったら、カモメ?が突然わんさか集合して目の前を飛び回り素で飛び上がって驚く私。
あっパン!君が手に持ってるの食パンですか!

すぐ後ろに子供のお母様がいて、念のため声をかけてから至近距離を飛びまくる鳥を撮る。
熾烈なパンの争奪戦に全然勝てない鴨たち。あー、鴨って草食なんですね。

駐車場の紅葉がすごく綺麗だった。秋と冬が混ざりあういい季節ですね。

菖蒲エリア。もちろん咲いてない。

首都高はもういいやと一般道で帰る途中、曳船の手前あたりで見えたスカイツリー。これスカイツリーですよね?

それにしても首都高が恐ろしいのは、下りてもしばらくの間精神がなんとしても時速80キロ以上をキープしようと勝手にアクセル踏むとこだと思う。

2019年11月4日月曜日

袖ヶ浦海浜公園

袖ヶ浦海浜公園に行きたかったというより、高速を走りたかったので。
とにかく今日は何も考えたくなくて一番身近なアクアラインへ。
浮島インターチェンジからアクアラインに突っ込むと、なんだか妙に車が多いことに気がつく。そして前の車が次々にハザードを出し始める。
ま さ か の 事 故 渋 滞。
高速上で急減速するときってハザード出すのがマナーなんだと学ぶ。またひとつ覚えた。
しかしアクアラインってこんな混むんだと驚愕。まあ目の先のテールランプの川はとても綺麗でした。高速意味ないな~とうすぼんやり思いつつ、仕方ないので音楽を爆音でかけつつその爆音のlambに心をえぐられつつどうにか越えてきました。渋滞を。

全景

見晴台

見晴台から見える公園と海

一番はじっこ(この後ろ側は道はあるけど立入禁止。大人だからちゃんと守った)

これは1年前くらいに来たときの写真。晴れていると海がとても綺麗。

きれいだなぁ

今日は公園内でにぎやかなアナウンスが流れており、端の方でドッグレースやってたっぽいんですが、どう見ても参加者が2~3名(2~3頭?)しか見当たらず、リハだったのだと思うことにしました。

帰りは頑張って110キロ出した。
頭でわかって心でわからなくなるもんです。失いたくないと思うのは当たり前なので、誰にも文句言われずに落とし所を見つけられるよう、手を尽くしてみるべきかなとか、結局色々考えた。

銀河ヒッチハイク・ガイド(The Hitchhiker's Guide to the Galaxy)2訳を読んで。

銀河ヒッチハイク・ガイド(The Hitchhiker's Guide to the Galaxy)
略称はH2G2。イギリスの脚本家ダグラス・アダムスが書いたスラップスティックSFシリーズ。
(Wikipediaより)
何年前かに東京国際ブックフェアでこの本を購入し、一読するまでもなくアイロニーたっぷりのイギリス風ユーモア溢れる文章と、そんな筆致で展開されるめちゃくちゃなストーリーにぞっこん惚れてドハマリし、これをSFと呼ぶべきかどうかも自信がなくなった挙げ句、このシリーズは私が死んだらお経よりも読んでほしい本になりました。シリーズ6作(And Another Thing...)含めて通して5回くらい読んでいますし1~3に至っては10回以上読んでいます。『バカSFの歴史に燦然と光り輝く超弩級の大傑作』(大森望)の評に間違いはありません。

映画化と時を同じくして出版された河出文庫の安原和見訳で十分満足していたのに、何で今さら新潮社の風見潤訳の銀河~を買ったかと言うと、夏だからということで再読していたジョン・ヴァーリィ「Press Enter」の氏の訳が、別の文庫にあった中原尚哉訳よりも断然良かったからなんですよね。
いやほんと、もう断然良かった。原文に当たれないので正確かどうかは判断できないのが苦しいところですが、恐怖を煽る日本語の使い方が圧倒的に素晴らしかった。
そんなわけで、銀河~の安原訳に批判的な意見をAmazonレビューで見ていたこともあり、安原和見訳でも十分面白いが、もしかしたら風見潤訳はもっと良いのかもしれない。ただでさえ面白いのにこれ以上どうなっちゃうの、と意を決してAmazonをポチったのでした。昭和57年発行なので当然新潮社では廃刊のため古書です。

届いてから期待で胸がはち切れそうでしたが、最後まで読んでみて、結局の所・・・まあ訳者にも向き不向きってあるよね・・・という結論に至りました。

風見訳は当時の日本語で正確だったのかもしれないけど、安原訳を先に読むとちょっと物足りない。というか全然物足りない。
安原訳は、なんとかして銀河~の原文のユニークさを日本語に置き換えようと尽力してるのがわかります。このバカバカしさを、このド皮肉めいたユーモアをなんとか日本語で伝えようとしていて、しかもそれは相当成功していると思います。

どちらが優れている、とかをこれまた原文にあたれない(あたれたとしても英語力が皆無)な私は言えたものではありませんが、日本語として優れているかどうかくらいはわかります。
会話のテンポ感、言い回しの面白おかしさ、生き生きとした世界の描写、どれをとっても安原訳のがウワテです。
結局の所翻訳は、どんなに原書に忠実だろうと、日本語で読者に読ませることが出来なかったら意味がないのですね。

数え上げるときりがないのですがとりあえず目についたものを。

(例の酒)
安)汎銀河ガラガラドッカン
風)汎銀河ウガイ薬バクダン

(ブルドーザーの前に横たわるのを交代してふたりが酒屋に行くときの会話)
安)ともかく、僕は信用できると思うね。少なくとも地球がなくなるまでは
風)ぼくは地球がなくなるときまで彼を信用するね

(Don't Panic)
安)パニクるな
風)あわてるな

(黄金の心号に拾われてここはサウスエンドなんじゃないかと言っているくだり)
安)「じつはぼくもだ。ということは僕らはふたりとも頭がおかしいんだな」「発狂するにはぴったりの日だもんな」
風)「それゆえ、ふたりは狂っているに違いない」「狂うにはいい日だよ」

「それゆえ」ってそれ会話としてどうなん?

(ビル内で取り残されたマーヴィンが、どんな武器を持っているのかと尋ねる敵ロボットに向かって)
安)「あててごらんなさい」
風)「思考です」

思考って!ここでその答えだと、そのあとのマーヴィンとロボットの押し問答の下りがめちゃくちゃおかしくなる!

(マグラシアでのスラーティバートファーストとアーサーとの会話)
安)「ぼくとぼくの生き方はぜんぜん反りがあってないような気がする」
風)「ぼくのライフスタイルはどうにもこうにもひどいもんだな」

いや、この時点では、アーサーは自分のぼろぼろの服とかを確かに見下ろしてうんざりした上で言ってるけど、その前にスラーティが「自分の生き方」の話してるんですよ。それに対してアーサーが「いい生き方ですね」って返しているわけですよ。安原訳も風見訳も。
そして色々あって"ねずみ"に会ってから、スラーティが去り際にアーサーに

安)「自分の生き方と仲直りできるとよいな」
風)「ライフスタイルがよくなればいいね」

って声をかける場面。そこでライフスタイルって!
そこはやっぱり「生き方」じゃないか?

まあ数を上げていくときりがないのですが。
全般的にだいぶ不自然というかですね・・・古めかしいのかな・・・?
Amazonで安原訳をケナしている人はあまり日本語が得意でないか、そもそもこの本が嫌いなんじゃないかとさえ思う。
文章の面白さも安原訳の方が圧倒的。
今更新潮社の方を買う人がいるとは思いませんが(特に3巻は中古で目が飛び出るくらいの値段がする)河出文庫版をおすすめします。

ってこんなこと書いて怒られませんように。
不愉快な思いをされた方がいらっしゃいましたらあらかじめお詫び申し上げます。

ちどり公園からの東扇島北公園

二度目のチャレンジ。ちどり公園海底トンネル歩行者用通路。
一度目はあんまりの長さにビビって断念しましたがこの日は達成できました。
ちどり公園のすぐ横から入り、およそ1キロほどの道のり。
どこに出るのかと思っていたら、東扇島北公園でした。(東公園と西公園の間の、正直なぜ作った、と思うようなしょんぼい公園。

出口。

しかし海の際まで行けるのは良かった。台風の影響か、水がエメラルドグリーンでした。ちょっと写真じゃよくわかりませんね。

向こうにちどり公園が見える。

どうです、この感じ。駐車場すら鉄柵で塞がれてた。

海底トンネルはやはりぬまちのどうくつ感すごかったです。
休日なら人もほぼいないので、コンクリートに座ってのんびり人生について考えるのにはなかなか適しているかもしれません。